情報の孤島
2002年5月4日昨日夜、実家に帰りついた。
(福岡から連れて帰っていただいた友人とその叔父さん、
ありがとうございましたm(__)m)
それはいいのだが、うちの実家には、就活中の俺にとって致命的な難点がある。
ネットが出来ない。
しかも、新聞取ってない。
ニュースで見られることなんて、タカが知れてる。
そう、ここは世間の複雑な情報から隔離された秘境なのである。
しかし、連休中とはいえ、ネット閲覧どころかメールのチェックも出来ないという状態はさすがにマズい。
昨日の早朝、家を出る前にPCから出したメールの返事も届いているはず。
これじゃ信用に関わると思い、ネット接続用ジャック付きの公衆電話を探しに行く。
外は雨。
でも行くしかない。
高校時代から愛用している自転車に跨った俺は、俺は傘を右手に、ハンドルを左手に、ペダルを漕ぎだした。
(もちろん、パソコンは家に置いていく)
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15分後、市内唯一の特急停車駅でその手の公衆電話を発見し、一旦帰宅。
雨の町をパソコン抱えてウロウロするわけにはいかなかったので、親の車を借りて駅に直行。
電話ボックスに入り、パソコンを立ち上げる。
ウィーン…
ガチャかちゃガタかた…
俺のPC(ノート、99年製)は起動まで1分半かかる。
バッテリーの持ちも悪くなってきたけど、まだまだ現役。
よし、起動したな。
では公衆電話の友、MYテレホンカードを入れてと。
あと30度はあったから、4〜5分くらいはいけるか…?
スッ…
ピピッ。
「このカードでは接続できません」
ナメんなコラ。
気を取りなおしてもう1度。
スッ…
ピピッ。
「このカードでは(以下略)」
仕方なく、手持ちの10円玉を入れてみる。
ガチャン。
今度は良さそうだ。
さて繋ぐ「ピー」
ぴー?
もう終わりですか。
結局、財布の中にあった10円玉を5枚全て投入して、メールの受信に成功した。もっと詳しく言うと、受信し終わった瞬間にタイムアップ。
危なかった。
帰宅し、メールの文面をチェックしてみる。
たった2通のメールへの返信に悩む。
午後10時。
ようやく文面を書き終わり、送信しに再び駅へ。
10分の運転の後辿りついた電話ボックスの中で、必要なものを点検。
パソコン本体。
親からせびった1000円分の小銭。
以上。
…ケーブルがない。
とんぼ返り決定。
午後10時40分、三度駅へ。
今度は全ての道具がある。
繋ぐ。
小銭を250円分入れる。
メールを送信する。
(ジャリン)
コインが消えていったようだ。
接続ついでに気になっていた某就職サイトを見に
(ジャリン)
行って
(ジャリン)
うっとーしい。しかもペース速い。
でもって必要な情報は見つからない。
そーこーするうちに、パソコンのバッテリーランプが赤く点滅しはじめた。
慌てて残量チェック。
残り4%。
10分もやってないのに、いくらなんでも保たな過ぎじゃ…って、おい!
無情にもディスプレイは、「Windowsを終了します」
大したことやってないのに、あんまりだ。
きっと神サマが、「今日はもう寝なさい」って言っているんだ。きっとそーだ(T_T)
だから諦めて、パソコン抱えて帰宅。風呂入ってとっとと寝る。
ゆっくりネットしたいよぅ。
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